医療コラム

続 禁煙への道

町広報「まつまえ」21年8月号掲載

皆さんこんにちは! お元気でいらっしゃいますか? 私はますます元気です。え? 医者の不養生だ、ですって? うーん、そうかもしれませんねぇ・・。長持ちしてなんぼのモンですからね!
畑の方はいかがですか? 新ジャガの味はいかがでしょうか。

さて、久しぶりにタバコのお話です(前回は平成19年3、4月号掲載)。公の場所での喫煙が相次いで禁止され、喫煙者の皆さんにはなかなかおつらいことと思います。「タスポ」がないと自動販売機でタバコが買えないとはねー。これもご時世でしょうか。
一方では、「禁煙したいんだけれども」というお言葉や「先生のところでは飲み薬、あるのか?」というご質問もちょいちょいいただきます。

木村  「キヨベさん、調子はいかがですか?」
キヨベ 「いいエンタな。たいしたいい。」
木村  「ああ、それは結構なことですねー。奥さんもお元気でいらっしゃいますか?」
キヨベ 「んだ。すたども先生、うちのかかぁ、『タバコやめれ』ってうるさくてわかんねぇ(だめだ)。どうやったら言わなくなるべ?」
木村  「そうですねぇ・・。やっぱり吸わないのが一番じゃないかと思いますけど・・・。」
キヨベ 「んだ。すたどもやめられねぇんだ、先生。何度か試してみたども・・・。
何かいい薬ねぇか? 先に(前に)先生のとこさ通ってもらった貼り薬、オレには合わなくってあったはんで・・・。」
木村  「(にやりとして)ありますよー。飲みぐすりが出たんですよ。」
キヨベ 「んだか。飲まへでけれ。」
木村  「わかりました。私はだいぶ忙しいので他の医師達が2人ばかり(広報参照)「禁煙外来」ってのをやってますから、かかって下さいナ。」
キヨベ 「わがった。うちのかかぁにもかからせる。」
木村  「奥さんも吸ってたんですか・・・・。」

飲み薬は、しばらく飲み続けなければなりませんし、お金も少しかかります。でも、将来のタバコ代よりずっと安いですよ! この薬は、タバコに入っているニコチンが身体から少なくなってイライラするのを抑える働きをします。
あまり副作用はありません。ご興味のおありの方は是非禁煙外来におかかり下さい。予約制になっていますので、病院までお問い合わせいただきますよう。

ではまた!

院長 木村 眞司