のどのつまり
新年明けましておめでとうございます! 本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
今年も職員一同、全力で町民の方々の健康を守るために頑張ります。
木村「いやー、タテハマさん、明けましておめでとうございます!」
タテハマ「なんたかた年明けたねぇ、センセ。今年もよろすくお願いしますゥ」
木村「こちらこそよろしくお願いしますネ」
タテハマ「先生、正月、何かおいしいもの食べてらの?」
木村「いやー、うちのヤツが買ってきたおせちぐらいですかねぇ。おせちは都会では
買う時代なんですナ。寂しいモンですねぇ。タテハマさんは?」
タテハマ「おせちもこそ(おせちも)喰ったども、タラがうまい季節になったはんで、
タラの三平、喰ってら。」
タテハマさんの夫「タチが入ってれば、もっとうめがったのに・・・」
タテハマ「文句言ったら、来年からおまはん(アンタ)、タラの三平、作ってけん
ねぇゾ」
タテハマさんの夫「いや、大したうめがったはんで、またこさえでけんねば困る」
木村「まあまあ、それくらいにしときましょう。ところで、お身体の具合はいかが
ですか?」
タテハマ「うちのジジ、餅、のどに詰まらかして、逝ってまるところだった」
タテハマの夫「んだぁ。うちのババ、オレの上サ馬乗りになって、腹ば押してけだど
ごで、何とか吐き出して、命拾いした。んだども、ババに馬乗りになら
れたところで、こす(腰)いでくていでくて・・・」
タテハマ「おまはんの命と腰と、どっちが大事だ?」
タテハマの夫「それは、こすに決まってるべし(にやり)」
タテハマ「(バシッと夫をたたく)今度詰まらかしたら、馬乗りになんねぇで、腰
ばさすってける」
木村「まあまあ。よく大丈夫でしたねー。別の方法もあって、腹部突き上げ法(ハイ
ムリック法)といいます。食べ物をのどに詰まらせた人の後ろに回って、両手を
後ろからおへその上のちょっとところに回して、片方の拳をおへその上に当てて、
その拳をもう一方の手で、背中の方向、やや上に向けて思いっきり突き上げるん
です」
タテハマの夫「そったらごどしたら、痛いべし」
タテハマ「やっぱりおまはん・・・・」
木村「まあまあ、ご両人。ところで、お二人とももう80を過ぎてますから、お餅は
ちっちゃこくしなきゃだめですよ。1センチ角ぐらいにネ。のどに詰まらせると
いけませんからね」
タテハマの夫「そったらこまい餅だば、あまり喰った気、しねぇナ」
木村「まあ、せいぜい1.5センチ角ですナ。正月に逝ぎだぐないでしょう?」
タテハマ「それもいいかものぉ・・・(にやり)」
木村「・・・・・」
お餅はおいしいですが、ご高齢の方はお気をつけくださいね。では。