コンプラのだるみ
8月です! 今年は春から寒い日が続いていますが、この広報が出る頃には暑くなっているといいですネ。私の畑も今年はパッとしませんナ。
木村「アラヤさん、お待たせしましたぁ」
アラヤ「なんも。先生、ワシ、畑サ行ぐどぎ、坂登るとコンプラ(ふくらはぎ)が
だるくなるんだども、なんかいい薬、ねえもんだか?」
木村「いつごろからですか?」
アラヤ「(考えて)ここ1,2年ぐらいかのぉ」
木村「休むとよくなりますか?」
アラヤ「んだ」
木村「平らなところでもなりますか?」
アラヤ「そうだのぉ。300メートルぐらい歩くとなるのぉ」
木村「アラヤさんは70歳か・・。アラヤさん、タバコの方はどうなりましたぁ?
こないだ、やめるって男と男の誓いをしたと思いましたけど・・・」
アラヤ「(冷や汗)ワシ、早く病院のバスさ乗って帰んねばなんねぇ」
木村「ごまかしてもダメですよ! 今は何本です? 40本?(ホントは25本ぐらい
と思っているがホントのことを言わせるために、こうきいている)」
アラヤ「35本ぐらい吸ってらな・・」
木村「(そんなに・・・) そうですか・・・。ちょっと足の脈を診させて下さいね。
あまり脈がビンビン触れないな(ひとりごと)」
アラヤ「あっちだば、ビンビンだ」
木村「そんなこと、きいてませんっ! 今度は腕と脚で血圧を測らせて下さい。そこ
の台に寝転んで下さい(と血圧を測る)」 「脚の血圧の方が低いナ・・・。
アラヤさん、コンプラがだるくなるのはね、脚の血管が細くなっているからですよ」
アラヤ「んだか。なしてそうなるんだべ」
木村「これは、トシとタバコですねぇ。アラヤさんは糖尿病もありますしねぇ・・」
アラヤ「いい薬あるんだか」
木村「少し楽になるかもしれない薬があるくらいですねぇ・・。あとは専門家に診て
もらって手術を考えるか・・・」
アラヤ「手術だばわがんねぇナ」(手術はだめだな)
木村「あとはおタバコをおやめになることですナ」
アラヤ「もうバスの時間ダ。普段の薬、出しといてけれ。脚のだるみの薬ものぉ」
木村「・・・・」
この病気は脚の血管が硬く細くなることにより、何百メートルか歩くと脚やおしりがだるくなり、数分休むとよくなる、というもの。気になる方、ご相談下さいね。タバコは血管を狭くするので、おやめになったほうがよろしいですヨ。
今回はこの辺で。