医療コラム

血圧が高いぞ その1

町広報「まつまえ」19年10月号掲載

皆さんお元気ですか? 9月7日の台風9号の影響はいかがでした? 私の畑では黒モチキミ[黒モチトウモロコシ]の大半が倒れてしまいました。もっとも、台風の来る前から蛾の幼虫に食われてしまい望み薄ではありましたが・・・。トマトや中玉トマトも支柱ごと横倒し。がっかりです(涙)。枝豆や・ナス・シシトウ・ピーマンは生き残りました。今日も夕飯のおかずはシシトウの卵とじ。

医  師「クロモチさん、高血圧、ありますか?」
クロモチ「いや、ねぇナ」
医  師「何か薬飲んでますか」
クロモチ「血圧の薬サ飲んでる」

というのは全国でよく聞かれる医師と患者さんの会話です。血圧の薬は飲んでるけど、今は血圧は高くない、ということなんですねー。
私はこの5月から血圧の薬を飲み始めました。えー? 院長先生、そんなにトシだっけ? いーえ、私はまだ若いンです。先日「60歳より前だね」といわれてとってもショックでしたが・・・。でも若くても血圧は上がるんですよ。病院の赤字のことが心配で心配で血圧が上がってしまったから、というのは冗談でして、あくまで体質的なもの、遺伝的なものととらえています。
ついでに病院の赤字について申し上げますと、昨年度は1億4千3百万円でしたが、私ども病院職員は赤字を少しでも減らすべく一丸となって努力を重ねています!

血圧とは、心臓からからだ全体に血を送るための圧力です。例えますと、水道には「水圧」というのがあって、各戸の蛇口から水が勢いよく出るように圧力がかけられています。それとおんなじです。
血圧には「収縮期(しゅうしゅくき)血圧」と「拡張期(かくちょうき)血圧」というのがあります。一般の方々は「上の数字」 「下の数字」などとよくいわれますね。
普通「120/80」のように書き、「ひゃくにじゅうのはちじゅう」と読みます。120が収縮期血圧で、80が拡張期血圧です。
血圧は低ければ低いほどよい、とされています。「よい」というのはどういうことでしょうね? 血圧を低く抑えることの効果は7つもあります。
(1)当たること(脳卒中)の予防
(2)心臓があっぷあっぷすること(心不全)の予防
(3)心臓の筋肉に行く血管が詰まること(心筋梗塞)の予防
(4)ボケ防止
(5)長生き
(6)大動脈が裂けること(大動脈解離)の予防
(7)おしっこを作る内臓であるじん臓が弱ること(腎不全)の予防です。

どれくらい低くていいんですかとよくきかれますが、具合が悪くない限りは低ければ低いほどいいんですよ。100とか90とか80でも全然構わないんです(具合さえ悪くなければネ)。
では次回は血圧の治療についてお話ししましょう。ああ、それにしてもモチキミは残念だったナァ。

院長 木村 眞司
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