医療コラム

肩が痛い

町広報「まつまえ」23年6月号掲載

さわやかな6月がやってきました! 皆さん畑のほうはいかがですか? 早い方はもうおおかた蒔き終わってしまっているのではないでしょうか。私はやっとミニトマト・ナス・シシトウの苗をつけたところです。今年はカラス対策をどうしようか・・・・。

木村「お待たせしましたぁ。タテイシさん、いかがですか?」

タテイシ「いいのぉ。」

木村「あー、それはいいですね! じゃ、血圧を測りましょう。・・・・・136の68。いい血圧ですねぇ。私の血圧よりいいですナ(オレも同じ血圧の薬を飲んでいるんだけどナ・・・)。じゃあ胸の音を聴いてみましょう。・・・・・心臓、ちゃんと動いてますナ! タテイシさん、長生きしますよぉ。タバコさえやめればネ。」

タテイシ「タバコだばやめられねぇナ。(急いで話題を変える)先生、最近左の肩がいでくていでくて・・・。なんとかなんねぇモンか、これ。」

木村「ほぉ・・。どんなときにいたいんですか?」

タテイシ「腕を上げたりしてもいでえし、頭の後ろに手サやるにもいでえし。」

木村「背中にうしろから手をやること、できます?」

タテイシ「いてててて・・・(苦痛に顔をゆがめる)」

木村「ははーん・・・。夜、やみますか?」

タテイシ「やむなんてもんでねぇ。やんでやんで眠れねぇんダ。何なんだこれ?」

木村「タテイシさんは75歳・・・。タテイシさん、『七十五肩』です。」

タテイシ「・・・・。『五十肩』でねぇんだか。」

木村「ま、いろんな名前があるんですよ。私は『腱板炎(けんばんえん)』という名前で呼んでいます。これは頭の後ろに手をやったり、腕を上げたり、背中に手を回したりするときに使う筋肉の「腱」がくたびれてきてるんですナ。」

タテイシ「治すことはできねぇもんだか。」

木村「まず腕を回す運動をしましょう。両手の親指と人差し指で、服の肩のところをつまんで。それで肘を外回しでぐるぐるぐるぐる、うち回しでぐるぐるぐるぐる、と大きく回す。朝昼晩数分間やるといいですヨ。」

タテイシ「なんか薬、ねぇんだか。」

木村「飲み薬のいたみ止めを出しておきましょうね。シップはいりますか? シップはお好みです。使っても使わなくてもいいです。スーッとしてごまかすだけですから。」

タテイシ「ごまかすんだば、ねくてもいいナ。」

木村「それをしばらくやってみて、それでも夜やんでやんで眠れないようなら、いい注射をしますね。3ヶ月に一度程度ですけど。一発か二発で効きますよー。」

タテイシ「オレは注射だばわがんねぇナ(注射はだめだな)。」

木村「あれあれ、見かけによりませんねぇ。」

タテイシ「注射だばうちのババの口にしてけれ。」

お困りの際は、とりあえず何でも松前病院まで。ではまた。

院長 木村 眞司
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