医療コラム

病院での研修について

町広報「まつまえ」21年3月号掲載

皆さんこんにちは。町立松前病院の八木田です。前回に引き続き「診察室から情報発信」(その5)と題しまして、また少し述べさせて頂きます。

今回は、新医師臨床研修制度の見直しなどでも話題となっております「病院での研修」についてです。病院に来られている皆さんはすでにお気づきのことと存じますが、町立病院では毎年、道内外から研修医や学生の研修を積極的に受け入れております。数日から1カ月など研修期間は様々ですが、みな自主的にこの松前病院を選択して研修に来ており、今年度は初期研修医、医学生、看護学生、薬学生など計47名が病院で研修を行いました。研修医、医学生につきましては、外来診察、病棟回診、訪問診療、検査などの研修を通じて、医学知識や医療技術は勿論ですが、それ以上に地域医療に携わる上での心構えや地域医療の素晴らしさ・醍醐味についても少なからず伝えているつもりです。後日、研修を終えた学生や研修医からお礼のお手紙を頂きますが、感想として「松前病院で研修して良かった」「また是非松前病院で研修したい」「町の方々がとても協力的で温かかった」などなど、町民の方々に研修に快くご協力して頂いたことに対する感謝の言葉が数多く並べられており、一様に実り多い研修をされていることが伺われます。指導する側と致しましては、町民の皆さんのご協力、ご支援には心より感謝申し上げる次第です。

自分の医学生・研修医の時代を振り返ってみましても、この時期における病院研修での学びはとても貴重なことであり、そして何よりも研修をどの病院で行うかということが非常に重要な要素になります。現実的かつ実践的な病院研修を通しての学びにおいて地域医療での新たな発見を得たり医療の価値観が変化したり、その後の医師としての進路に大きく影響を与えることも少なくなく、これからの医師人生において大きな糧となっています。

来年度は更に多くの学生、研修医の受け入れを予定しております。これからも皆さんのご協力を得て期待に応えられるような研修体制を目指して参りたいと考えておりますので、今後ともご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

副院長 八木田 一雄
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