医療コラム

熱、出てら

町広報「まつまえ」23年9月号掲載

みなさんこんにちは! 今年のお天気はちょっと変ですね。最初は寒くて雨ばかり。後からは暑くて雨が降らず・・・。私は今年は忙しすぎて、あまりたくさん蒔いてはいませんが、ミニトマトの収穫に期待することにします。

さて皆さん、熱っぽくなったことや、熱が気になってしまったこと、ありませんか?

木村「お待たせしましたぁ! ベンテンさん、いかがですか?」

ベンテン「え?」

木村「あ、そうそう、ベンテンさんは耳が遠いんだった。調子はどうです?」

ベンテン「調子だば、わがんねぇナ(ダメだな)」

木村「漁の方はどうです?」

ベンテン「大漁(だいりょう)ダ」

木村「今日は補聴器はどうした
んですか?」

ベンテン「余計な音ばかり聞こえるとこで、外してきた」

木村「・・・・。大漁なのに『調子わがんねぇ』って、どうしたんです?」

ベンテン「むったりむったり熱出てら。」

木村「どれくらいです?」

ベンテン「36度8分ぐらいエンタな。ワシは平熱は35度3分しかねぇとこで。6度8分
もあればぐええ(具合)悪くて寝込んでまる。点滴か注射すてけんねぇべか」

木村「注射か点滴ねぇ・・・。ベンテンさんのご希望とあらばしますが・・・。
他にどっか具合悪いところ、ありますかぁ?」

ベンテン「へなか(背中)がゾクゾクするとこで、置き薬の風邪薬、むったり飲んでら」

木村「・・・・・。ベンテンさん、熱はどれくらいに一度測るんですか?」

ベンテン「毎日測ってら」

木村「それは、具合悪くて測るんですか、それとも気になって毎日測るんですか?」

ベンテン「うーん・・・、気になってらナ」

木村「(やっぱり・・・)」

ベンテン「へんへぇ(先生)、ワシだば点滴すてほすいな・・・・・」

木村「36度8分なら私が外来でカッカしているときなら、ありそうな体温ですけど
ねぇ・・・」

ベンテン「なんとか、早く治る点滴してけれ。点滴・・・」

木村「わかりましたよ。点滴しましょうね。(小声でつぶやき)ホントはおうちで
おっかちゃんの料理でも食べて、チューでもしてもらったほうが身体によさそ
うなもんだけどナ・・・・」

ベンテン「うちのババだら、『おめぇはすんけい(神経)たかりだから早く病院サ行
って治してもらって来い』って・・・」

木村「あれ、耳が遠いのに聞こえてたかナ」

ベンテン「聞こえてら。よく聞けねぇとこで、補聴器つけた」

人間の体温は千差万別。でも、いえることは朝は低めで夕方高いということ。私たちは普段はあまり体温を測らないので気が付きませんが、実は37度ぐらい出ていることだってあるんですよ。あまり気を遣いすぎないようにしたいものです。

ではまた!

院長 木村 眞司
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