医療コラム

ふとつダ

町広報「まつまえ」23年12月号掲載

皆さんこんにちは! 冬がやってきましたね。畑の片付けはもう終わりましたか? 私は例によってこれからです・・・。どうなりますことやら。

木村「アカガミさん、どうぞー!大変お待たせしましたぁ。調子はいかがですか?」

アカガミ「ふとつだエンタな」

木村「(??)・・・。太ったんですか???」

アカガミ「ンでねくって、ふとつダ」

看護師「(ささやく)院長、『ふとつ』は『ひとつ』のことです。で、『ひとつダ』
は『同じだ』っていうことですよ」

木村「あ、『ひとつ』ってことね。『ひとつ』だったらわかったんだけど・・。
まだまだ修行が足りませんナ。アカガミさん、どんなことが『ふとつダ』なん
ですか?」

アカガミ「手のしびれダァ。いつから(前から)手の中指と人差し指と親指のとこが
ビリビリってしびれるって前にも先生に相談したった」

木村「ああ、そのしびれね。先には(前には)アカガミさん、はごだいの(函館の)
医者のとこサ行ぎでぐねぇっておっしゃってましたモンね」

アカガミ「そうダ」

木村「やっぱり仕事でだいぶ手ぇ使いますか?」

アカガミ「使うなんてモンでねぇ。むったりむったり(いつもいつも)手ぇサ使って
仕事してら。なしに(どうして)こったらにしびれるんだべ」

木村「これはね、手をむったりむったり使うので、手首のところを通る神経が押され
てしびれるんですナ。『手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)』ってい
います」

アカガミ「んだか。どうしたらいがべ」

木村「やっぱり、あんまり手首を使って仕事をしないことでしょうね」

アカガミ「ほいだばわがんねぇナ(それじゃあだめだな)。仕事になんねぇもの」

木村「じゃあやっぱり、はごだいの整形の医者サ診てもらって、ここ(手首)の
神経の通る近くを手術で小っちゃこく切れ目を入れて、神経の通り道を広く
しなきゃダメですね」

アカガミ「ほいだばなおわがんねぇ・・・(おびえる)。何とか薬で治らねぇモンだか」

木村「飲み薬も注射もあまり効き目はないですね-。やっぱり手首をあまり使わな
いようにするしかないですな」

アカガミ「歳とってるとこで、手術だけは勘弁すてほすぃな・・・」

木村「じゃあ、奥さんに相談してみますかねぇ・・・」

アカガミ「わがんねぇ!!うちのババが膝の手術サ受けるとき、大したこわがった
とこで、『手術ぐらいどうってことねぇ、おいだば(オレなら)100回で
も受けてやる』ってしゃべってまったとこで・・・』」
 
手のしびれのあるお方は、是非松前病院の医師(内科や外科)にまずご相談下さいね。ではまた。

院長 木村 眞司
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