医療コラム

ぜーぜーする 

町広報「まつまえ」20年1月号掲載

新年明けましておめでとうございます! 本年もどうかよろしくお願い申し上げます。病院の職員一同、住民の皆様のために一丸となって「より愛され信頼される病院」を目指して頑張って参ります。いつも笑顔で皆様に接し、患者様も笑顔でお帰りいただけるように努力します。
当院は松前町、福島町をカバーする唯一の病院として、基本的に何でも対応させていただきます。
たとえば今後も膝や腰の痛みなどで当院におかかりになりたい患者様はぜひ医師や看護師あるいは受付の者にお尋ね下さい。

さて皆さん、「ぜんそく」ってご存じですよね。ええっ? ご存じない?? あのぜーぜーする病気ですよ。実は私や私の息子も少しその気があるようです。私は中距離、たとえば1500メートルを全力で走るとすごくせき込みます。これは「運動誘発性喘息」というもので、いい男やいい女しかこの病気にならないといわれています(本気にしないで下さい・・)。

木村  「オオサワさん、せきが続いているんですって?」(昨晩の当直でほとんど眠れず、やつれている)
オオサワ「んだぁ。一ヶ月前にかぜ引いてからとおし『へき(せきの松前なまり)』出て『へき』出て。」
木村  「『へき』ですか。どんな『へき』ですか?」
オオサワ「どんだもこんだもねぇ。朝間から晩方までとおし出てまる。」
木村  「ぜーぜーします?」
オオサワ「そういえばチーチーて鳴ってあったなぁ。」
木村  「(グーグー)」
オオサワ「グーグーでねくってチーチーだぁ。」

ぜんそくでは、息をするときにぜーぜーして息苦しいだけではなく、せきが続くこともありますし、また、せきだけのこともあるんですよ。せきが続くことが何ヶ月に一度とか1、2年に一度とかあるお方は、実はぜんそくの気があるのかもしれません。一度病院で拝見させていただいたほうがいいと思いますよ。
ぜんそくの治療は昔は飲み薬が中心でしたが、最近は「吸う薬」(吸入薬)が中心になっています。特に副腎皮質ステロイド[副腎皮質ホルモン]という薬がほんのわずかに入った吸入を毎日することによってぜんそくの「発作」が非常に少なくなったり、せきが早く治ったりします。吸入薬は直接「気管」や「気管支」に働くので、飲み薬の何十分の一という少ない量で済んでしまうんです。唯一といってよいほどの副作用は口の中が痛くなることです。これは口の中に酵母菌のような菌(誰でも腸の中に持っている、別に悪くはない菌です)が、はびこってしまうことによります。でもこれは薬を吸った後に口をゆすぐことによってだいたい防ぐことができます。
さあ、思い当たるお方はぜひ医師に御相談あれ。親身に対応させていただきますよ。
ではまた。

院長 木村 眞司
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