医療コラム

さよならパート2

町広報「まつまえ」25年10月号掲載

9月は涼しかったですね!私はいろいろと忙しくて畑はままなりませんでしたが、皆さんはどうでした?

研修に来た若い女性医師「先生、この1か月、ありがとうございました。ワタシ、松前のこと一生忘れません!」

木村「ご苦労さんでしたねぇ。松前、いいところでしょう?」

医師「ホントにそう思います。札幌の病院に帰ったら、後輩たちに勧めます。松前サ行げって」

木村「そりゃあありがたいなぁ。若い先生方が来ると病院に活気が出るんだよネ!」

医師「実はワタシ、最後に先生に伝えたいことが・・・」

木村「(ごくっと息を呑む)」

医師「はっきりいって、ヒゲが似合わないと思います」

木村「・・・・(がっくり)」

医師「汚らしいから剃ったらいかがですか?」

木村「・・・・(立ち直れない)オレ、もうダメだぁ・・・」

医師「もうトシなんですから。歳相応に行動しないと。またおっかちゃんに逃げられますよ」

木村「(さらにがっくり。49歳なのに・・・)ずっとおっかちゃんには尽くしてるけどナ、単身赴任だけど・・・・」

医師「浮気しちゃいけませんよ、先生。こないだ真剣な目で女性の手を握ってるところ、見ましたよ」

木村「(ギクッ)(誰のことだろう・・・)」

医師「『広報まつまえ』に投書しちゃおうかナァ・・・」

木村「そ、それだけは待ってけれ! 頼むから・・・。マヅメ(松前)にいられねぐなる!」

医師「昨日診察室で館浜の小野寺さんのバアちゃんの手、握ってたでしょ? いいんですか、先生?」

木村「(開き直って)いいよ(一体どの小野寺さんだ??)」

医師「(この人、動じないワ。一体どういうこと??)」

木村「年上の女性にモテるとごで。吉野には負げるども」

医師「わ、私には興味はないんですか??」

木村「ねぇナ。ワゲぇやづには興味なんかねぇ」

医師「(おかしいワ。私に興味を示さない男性なんて・・)」

小野寺のバアちゃん「(突然現れて)うふふ、おめぇだっけ、この熟れたババの魅力にはかなわねぇはんで・・・」

医師「先生、さ、さよなら。(握手)小野寺のバアちゃんに負けないよう、磨きをかけて戻ってきますから・・・」

木村「ああ、さよなら。待ってるよ! 畑で鍛えた手にはかなわないね・・・。モテる男はつらいなぁ・・・」

ではまた。

院長 木村 眞司
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