医療コラム

「何でも科」の医者とは?

町広報「まつまえ」20年5月号掲載

皆さんこんにちは! お元気でいらっしゃいますか?
今年のの開花、早かったですね。病院の周りもが満開です!
温かくていい年なのですが、私は今年は畑の準備が大いに遅れています。大丈夫かな・・・。

皆さんすでにご存じかとは思いますが、私は「何でも科」の医師です。「何でも科」ってなんでしょう?

木村 「(疲れているが作り笑顔で)エラさん、お加減はいかがですか?」
エラ 「いいってばいい、悪いってば悪い。」
木村 「(にこにこ)そうですか。ま、お顔の色もいいですし、お洋服もすてきですし、
よろしいんじゃないでしょうか。
じゃ、血圧測ってみましょう。・・・・180の100です。今日はちょっと高めですねー。」
エラ 「んだか。先生、ワシ、この手が痛えんだども、いい薬ねぇべか。」
木村 「はい、いい薬ありますよー。一番いい薬、お出ししておきますね!」
エラ 「んだか。先生、膝に注射してけんねぇべか。」
木村 「はい、いいですよー。じゃあ、準備しますから隣の診察室で横になってお待ち下さいね。」

-木村、膝の水を抜いて注射をする-

エラ 「いやー、楽になった。すまないねぇ、先生、忙しいのに。」
木村 「(にこにこ)いいんですよー。楽になって何よりです。
他には何かお困りのことはありませんか?」
エラ 「次の人待ってるんでねぇか?
先生の言葉に甘えるども、どうも最近畑サ歩く気しねくって・・・。どうしたもんだべ?」
木村 「エラさん、最近気持ち、パッとしていますか?」
エラ 「いいや、パッとしねぇ。したから、むったり家でごろごろしてる。」
木村 「あー、そうなんですか。きっとエラさん、ちょっと気分が沈んでるんですね。
気持ちパッとする薬ありますけど、お飲みになりますか?」
エラ 「気持ちパッとするんだら、飲みてぇ。畑サ行きたくなるべか?」
木村 「なりますよー。効き目が出るまでに最低3日から最高何週間かかかりますけど、
きっとよくなりますよ!」
エラ 「んだか。」
木村 「じゃあ、世界で一番いい薬、お出ししておきますね。」
エラ 「先生だら、世界で一番いい薬ばしだな。」
木村 「そうなんです。松前病院にはいい薬ばっかり置いてるんですよ。」
エラ 「先生、ありがとう。」
木村 「いいえ。じゃあ、飲み始めですから、来週もう一度拝見しましょうね。お大事に!」

というように、「何でも科」の医者は、心の問題から身体の問題まで、対応できるものには何でも対応します。何でもお気軽にご相談下さいね。自分の力量を超えるものについては、専門医にご紹介したり、専門医と協力したりしながら治療に当たります。
このような医者を、別名「家庭医」とか「総合医」とか「全科診療医」と呼んだりします。
松前病院は今後、「何でも科」の医師(全科診療医)がより幅広く診療して参ります(もちろん小児科医も引き続き診療にあたります)。
必要なときには専門医としっかり相談しますからご安心下さい! 住民の皆さんのご健康のために、より充実した診療を心がけて参ります。御応援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

さて、私、平成17年11月に着任して以来28回にわたり執筆して参りましたが、業務多忙のためしばらく休筆とさせていただきます。当面当院の他の医師たちが執筆させていただきます。またいずれ書かせていただきます。それまで皆さんごきげんよう!

院長 木村 眞司
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