医療コラム

コンプラのだるみ

町広報「まつまえ」23年8月号掲載

8月です! 今年は春から寒い日が続いていますが、この広報が出る頃には暑くなっているといいですネ。私の畑も今年はパッとしませんナ。

木村「アラヤさん、お待たせしましたぁ」

アラヤ「なんも。先生、ワシ、畑サ行ぐどぎ、坂登るとコンプラ(ふくらはぎ)が
だるくなるんだども、なんかいい薬、ねえもんだか?」

木村「いつごろからですか?」

アラヤ「(考えて)ここ1,2年ぐらいかのぉ」

木村「休むとよくなりますか?」

アラヤ「んだ」

木村「平らなところでもなりますか?」

アラヤ「そうだのぉ。300メートルぐらい歩くとなるのぉ」

木村「アラヤさんは70歳か・・。アラヤさん、タバコの方はどうなりましたぁ?
  こないだ、やめるって男と男の誓いをしたと思いましたけど・・・」

アラヤ「(冷や汗)ワシ、早く病院のバスさ乗って帰んねばなんねぇ」

木村「ごまかしてもダメですよ! 今は何本です? 40本?(ホントは25本ぐらい
と思っているがホントのことを言わせるために、こうきいている)」

アラヤ「35本ぐらい吸ってらな・・」

木村「(そんなに・・・) そうですか・・・。ちょっと足の脈を診させて下さいね。
あまり脈がビンビン触れないな(ひとりごと)」

アラヤ「あっちだば、ビンビンだ」

木村「そんなこと、きいてませんっ! 今度は腕と脚で血圧を測らせて下さい。そこ
の台に寝転んで下さい(と血圧を測る)」 「脚の血圧の方が低いナ・・・。
アラヤさん、コンプラがだるくなるのはね、脚の血管が細くなっているからですよ」

アラヤ「んだか。なしてそうなるんだべ」

木村「これは、トシとタバコですねぇ。アラヤさんは糖尿病もありますしねぇ・・」

アラヤ「いい薬あるんだか」

木村「少し楽になるかもしれない薬があるくらいですねぇ・・。あとは専門家に診て
もらって手術を考えるか・・・」

アラヤ「手術だばわがんねぇナ」(手術はだめだな)

木村「あとはおタバコをおやめになることですナ」

アラヤ「もうバスの時間ダ。普段の薬、出しといてけれ。脚のだるみの薬ものぉ」

木村「・・・・」

 この病気は脚の血管が硬く細くなることにより、何百メートルか歩くと脚やおしりがだるくなり、数分休むとよくなる、というもの。気になる方、ご相談下さいね。タバコは血管を狭くするので、おやめになったほうがよろしいですヨ。

 今回はこの辺で。

院長 木村 眞司
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